バドミントングロメット交換の重要性

バドミントンガット張り

バドミントンのグロメットは消耗品です。ただ、普通の量販店などで正直なところグロメットチェックをしてくれるところは少ないと思います。良心的なラケットショップが近くにない場合はガットが切れたら自分で切れたストリングを抜き取ってフレームをチェックしましょう。

グロメットの意味

バドミントンラケットは約0.6~0.7㎜程度の細いストリングを9キロ~13キロ程度の力で引っ張ります。フレームがその荷重を受けますがストリングが通る穴にはプラスチック製のグロメットが付いておりこのグロメットのおかげでフレームが直接ストリングにあたらず、フレームの損傷を防いでくれます。

ただ、このグロメットはプラスチック製なので使っているうちにどんどんつぶれていき、最終的には穴が開いてしまいストリングとフレームが接触してしまいます。

少しわかりにくいですがグロメットが完全につぶれて黒いグロメットから白いフレームが見えてしまっています。ここまでくるとフレームの角部とストリングが接触してしまい、ストリングが下手切れしやすくなったりフレームが陥没してしまったりします。

穴あきグロメット

だめになったグロメットを抜き取るとこんな風に完全に穴が開いています。これでは下手切れやフレーム陥没が発生してもおかしくありません。

ガット張り屋を始めて最初のころは受けるラケットの8割以上はグロメットがだめになっているため、最初のころはガットを張り替えのため受け取るたびに10個以上グロメットを交換したりしていました。

グロメットの抜き方

いろいろな道具があります。ヨネックスからグロメットリムーバーなるペンチのようなものもありますが、本当に道具がない場合やラジオペンチでつまんで抜くか、木ねじなどをねじ込んでペンチで引っ張ると抜けます。

交換以外の対処方法 回す

交換するグロメットがない場合などは今刺さっているグロメットを精密ドライバーの2㎜幅のマイナスドライバーなどで簡単に回すことができます。場所によっては3回くらい回すことができますがやりすぎると回すときにちぎれたりするため回すのは一回か2回くらいにとどめてそれ以上は新品に交換しましょう。

新品グロメット

グロメットは昔は太さが2.1㎜~2.7㎜くらいまで細かいサイズラインナップで用意されておりましたが、最近はシングルホール用とシェアホール用の2種類だけのラインナップが一般的のように感じます。

下図は持っているグロメットの一例です。メーカによってはストリングと接触する傘の部分が薄く、すぐにつぶれてしまいそうなものから、とても肉厚なメーカのものなどいろいろあります。

最近はメインの交換はリーニングの丸頭グロメットを好き好んで使っています。とても傘部が厚く、空気抵抗になるような・・・。といった心配も少しありますが大丈夫でした。

その他ビクターのグロメットやヨネックスのグロメットも時々使用します。

特にビクターは白いグロメットもあり、ミズノの一部のラケットで使用されている白いグロメットを交換したい場合はそれを使います。

その他グロメット

単ホールグロメットのほかのグロメットとしては連結グロメットがあります。

3つ以上の連結グロメットはラットメーカからの取り寄せになるため交換が必要なが場合は早めにグロメットを注文して用意しておくことがおすすめです。

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